いぐあな ~谷桃子バレエ団好きママ~ のブログ

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マシュー・サイド「失敗の科学」を読んで

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こんにちは。いぐあなです。

失敗したくないって無意識に思っちゃいますよね?

 

 

あなたは失敗から学べるか

失敗はできるだけしたくない。

そう思えば思うほど「何もしなければ失敗は起こらない」と行動しないことを正当化する。私にはそんな経験があります。

でも同時に頭で理解しているのは、「失敗から学ぶ人」「失敗に向き合う人」は信じられないスピードで上に上り詰めていくということ。

「失敗」とは何なのか。失敗に向き合い、学ぶとは何なのか。

そう思いこちらの本を読みました▼

失敗の科学

失敗の科学

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怒涛の抉られるような実例が次から次へと語られ、ぶるぶる震えました。

物事を一方向からしか見ないことの恐ろしさや、「人間」の認知や心理の歪みのリアルさ。人間の本質や思考、社会構造について深く考えさせられました。

 

失敗を認める

どの業界でも失敗(事故)は起こる。だが、失敗をなかったことにするか、失敗と誠実に向き合うかは天と地ほどの差がある。

失敗を「データ」化し、情報開示する航空業界はどんどん進化している。大きな事故だけではなく、小さなミスも報告するのが「当たり前」となっている。なぜならそれが今後の事故を減らすことができると業界全体で認識しているからだ。

つまり失敗も、ミスも、情報開示や報告することでデータ化し対策を練ることができる。失敗に向き合い、学ぶ姿勢が業界全体であることが航空業界の進歩の大きな要因だ。

こういう業界では、自分の失敗を認めることに抵抗がなくなるだろう。

失敗への捉え方が非常に重要だと痛感する。

 

認知的不協和

誰もが陥る可能性がある心理として「認知的不協和」がある。

人は自分の信念と相反する事実を突きつけられると、自分の過ちを認めるよりも、事実の解釈を変えてしまう。次から次へと都合のいい言い訳をして、自分を正当化してしまうのだ。

マシュー・サイド「失敗の科学」より

\ぐはっ…(直球もろくらった)/

心当たりしかない。

自分に都合のいい解釈をした経験ある…身に覚えある…。

ただ自分だけでなく、人間が陥りやすいもの。これを理解しておくことが非常に重要だと思った。人間とは自分に都合のいい解釈をするものだ。そしてそれを正当化する生き物なのだということを頭に入れておかなければいけない。

 

マージナル・ゲイン

大きな目標にそのまま立ち向かってはいけない。まずはそこに至るまでの小さなステップを1つずつ改善(クリア)し、積み重ねることで大きな目標に近づく。

「マージナル・ゲイン」と呼ばれるこのアプローチは、現在注目され様々な分野で取り入れられている。

1つずつのステップは小さくて、何の意味もないと思われがちだが、積み重ねれば「塵も積もれば山となる」の考え方で大きくなる。

SKY-HIさんの書籍でも似たようなことが書いてあった気がする。目標に向けて、それに必要なことを分解して考えていく。みたいな。

積み重ねは大事。

 

成功する人

成功する人は皆「失敗」に前向きだ。むしろ「失敗はなくてはならない」とさえ言う。

そういう人のマインドセットは以下である。

先天的なものがどうであれ、根気強く努力を続ければ、自分の資質をさらに高めて成長できると信じている。

マシュー・サイド「失敗の科学」

成功者に必要なものは持って生まれた資質ではない。

視野が広がった気がした。自分と別次元の人という考えは捨てようと思った。

こういう成長型マインドセットを持っていると、失敗への受け止め方が変わる。自分の力を伸ばすには失敗も必要だ。と。

引き際を見極めてほかのことに挑戦するのも、やり抜くのも、どちらも成長なのだ。

マシュー・サイド「失敗の科学」

全てやり抜かなければいけない、と思っていた。

が、引き際を見極めるのも一つの成長という視点は新鮮だった。

その時点で大事なことは何かを考え続けることが必要となる。

「失敗」も「成功」も自分がどう捉えるかで成長スピードが変化するのだ。

 

本書は本当に本当に本当に震えるほどリアルでした。全て事実であるのがこわかったです。

でも同時に多くの、多すぎる程の学びが散りばめられていました。人間という生き物の恐ろしさもよく理解し、「失敗」から学ぶ姿勢を考え続けたいと思います。

 

ちなみに日本語では「失敗の科学」ですが、英語だと「Black Box Thinking」という名前なのすごく深いですよね…。 

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