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いぐあなです。
私は「宇宙兄弟」にドハマりするくらい小さい頃から宇宙に憧れがあります。
宇宙飛行士は幸せなのか
小さい頃から宇宙に興味がある子どもでした。
だから宇宙飛行士 野口聡一さんは勝手に憧れの存在。
そんな野口聡一さんの本を手に取りました。
タイトルに強烈なインパクトがあります。
宇宙飛行士という職種
宇宙飛行士という職種は世界でも限られたほんの一握りの人しかなることができない。
そしてその任務は世界中の誰もが経験できることではない。
だから憧れや期待の存在になる。
けれども実際はどうなのだろうか?
数少ない宇宙飛行士の野口聡一さんがご自身の体験を赤裸々に語った本の中には、全く想像しなかったお話がたくさん盛り込まれていました。
宇宙に行くのはあくまでも「体験」にすぎない。
野口聡一「どう生きるかつらかったときの話をしよう」
野口さんの目標は「宇宙飛行士になりたい」「宇宙へ行きたい」ととてもはっきりしている。
でも宇宙飛行士になる過程そして宇宙飛行士になってからでさえ、自分でコントロールできる部分はほとんどなかった。
なぜなら常に他者と比較され、他者に評価され、様々な事情に左右される職種でもあるからだ。
任務にあたる期間は非常に濃厚でやりがいも大きく周囲の注目も大きい。でも華やかなのは一瞬でどんどん塗り替えられていく自分の記録。ギャップや落差の激しさに戸惑うどころではなかっただろう。
宇宙へ行ったことの意味を見出せずに自分の殻に閉じこもってしまう。
野口さんは当事者研究に参加し自分を見つめ直すきっかけとなる。
宇宙飛行士やアスリートなど過酷なトレーニング、過酷な経験、熾烈な競争、他者からの批判にさらされた方々は心身のバランスを崩しやすい。
当事者研究で野口さんは「他者の価値観や評価軸で生きる」のではなく、「自分自身との対話により自分がどう生きるかを決める」ことが非常に重要であると気づく。
自分がどう生きれば幸せでいられるか。
その答えは必ず、自分の中にあるはずです。野口聡一「どう生きるかつらかったときの話をしよう」
仲間の死、極限状態での任務など様々な経験をして、野口さんは「死はコントロールできないが人生は自分で思うように動かせる」と語る。
全て自分で選び自分で進むことができるのだ。他者の価値観や評価ではなく自分の決断で。
自分が納得して得たものは、誰からも侵食されず、奪われることもないのです。
野口聡一「どう生きるかつらかったときの話をしよう」
自分が今までみてきたもの、経験したものは「唯一無二」の宝物。それをどう意味づけし判断するかは自分次第。
経験を「生かすも殺すも」自分次第。
宇宙飛行士は幸せなのか?ではなく「野口聡一は幸せなのか?」を自分で問い続けることが重要なのだ。
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