いぐあなです。
「ラ・バヤデール」は、古代インドを舞台にした古典バレエ作品。
愛・裏切り・権力が絡み合う物語で、登場人物それぞれの感情表現が見どころの名作です。
- 初めて作品を知る方
- バレエを習っているお子さんがいる方
- 発表会やコンクール前に物語を整理したい方
そんな方に向けて、
この記事ではラ・バヤデールのあらすじや登場人物、見どころを簡単に整理し、
理解を深めるための予習におすすめの本もあわせてご紹介します。
ラ・バヤデールのあらすじ(簡単)
舞台は古代インド。
寺院の舞姫・ニキヤと、戦士ソロルは深く愛し合っています。
しかしソロルは王の命令により、王女ガムザッティとの結婚を命じられてしまいます。
裏切り、嫉妬、復讐。
それぞれの想いが交錯する中で物語は悲劇へと進み、幻想的な「影の王国」へとつながっていきます。
ラ・バヤデールの登場人物
- ニキヤ
寺院に仕える舞姫。
純粋で一途な愛を持つ存在で、物語の中心人物。
- ソロル
勇敢な戦士。
ニキヤを愛しながらも、立場や権力に翻弄され葛藤します。
- ガムザッティ
王の娘。ソロルと婚約する。
誇り高く強い意志を持ち、ニキヤと対立する存在。
この三角関係が、ラ・バヤデール最大のドラマを生み出します。
※谷桃子バレエ団の「ラ・バヤデール」では、マクダヴェアに以下の設定があります。
バレエ団によって演出等は異なるので、参考までに。
- 谷桃子バレエ団「ラ・バヤデール」影の主役
- ソロルを尊敬しつつニキヤが好き
- ニキヤが死んだのはソロルのせいだと恨む
>>谷桃子バレエ団の「ラ・バヤデール」物語解説YouTube動画
ラ・バヤデールの見どころ
古代インドが舞台のため、
カースト制度が存在し、身分違いの恋は許されないという背景があります。
登場人物それぞれの身分や立場を理解すると、より物語のドラマティックさが楽しめます。
また、第3幕の「影の王国」はコール・ド・バレエの美しさと静けさが際立つ名シーン。
ラ・バヤデールを代表する見どころのひとつです。
バレエ「ラ・バヤデール」の予習におすすめの本
バレエ「ラ・バヤデール」の物語や人物関係を整理したい方には、書籍での予習もとてもおすすめです。
名作バレエ70 鑑賞入門|物語とみどころがよくわかる
ラ・バヤデールだけでなく、クラシック・バレエから20世紀以降の作品まで、
世界で上演される名作バレエ70作品を物語と見どころ中心にコンパクトに解説した一冊です。
ラ・バヤデールも収録されており、他の名作と比較しながら読むことで、作品の特徴や時代背景がより理解しやすくなります。
また、
- 世界トップバレエ団の舞台写真
- バレエ史の流れ
- 世界・日本のバレエ団紹介
- バレエの基本用語集
なども掲載されており、
舞台鑑賞の予習・復習はもちろん、
バレエを習っている方の学習用にも使える一冊です。
世界バレエ名作物語|子どもにもわかりやすい
世界バレエ名作物語は有名なバレエの作品を子ども向けにまとめたシリーズ。
ラ・バヤデールについて以下の点がまとまっています。
- 作品紹介
- 第1~3幕まで物語
- 登場人物紹介
- 見どころ
子ども向けは大人にとっても非常にわかりやすく、意外と詳しい所が侮れません。
いぐあなもWebや色んな媒体で調べましたが、結局一番わかりやすかったのはこちらの本です。
※マグダヴェヤは谷桃子バレエ団の解釈を追加で考慮していた方がよいです▼
- 谷桃子バレエ団「ラ・バヤデール」影の主役
- ソロルを尊敬しつつニキヤが好き
- ニキヤが死んだのはソロルのせいだと恨む
名作バレエの踊り方|表現や心理まで踏み込みたい方に
名作バレエ作品を、物語だけでなく踊りや心理描写の視点から解説した一冊。
名作バレエ17作品について以下の点がわかりやすくまとめられています。
- 作品の主題
- 構成
- 心理描写
- 舞踊テクニック
「ラ・バヤデール」部分は全14ページ。
物語風にまとめられているので、気軽に読めました。
見どころがわかりやすく、ダンサーがそれぞれどう表現されるのか楽しみ♡
白鳥の湖やジゼルなど名作バレエ作品がほぼ全部入っているので、1冊持っていると辞書代わりになります♡
【発展編】「ラ・バヤデール」ヴァリエーションを踊る方におすすめの本
コンクールや発表会で踊られることの多いヴァリエーションを中心に、役柄の背景踊りのポイント表現の考え方をわかりやすく解説しています。
ニキヤやガムザッティをはじめ、定番ヴァリエーションも多数掲載されているため、役柄を理解したうえで踊りたい方に特におすすめです。
※物語全体を知るための本ではなく、踊りに特化した内容なので、作品理解のあとに読むとより活用しやすいです。
>>役柄も踊りのポイントもぜんぶわかる!バレエヴァリエーションPerfectブック(Amazon)
ラ・バヤデールは予習するともっと楽しめる
ラ・バヤデールは、物語や登場人物の関係性を知っているだけで、舞台の見え方が大きく変わる作品です。
まずは簡単なあらすじと登場人物を整理し、必要に応じて書籍で理解を深めることで、よりバレエが楽しめるはずです!
これからラ・バヤデールに触れる方の参考になれば嬉しいです。
是非予習して「ラ・バヤデール」の世界をじっくり味わってくださいね~♡
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