いぐあな ~谷桃子バレエ団好きママ~ のブログ

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河西智彦「逆境を「アイデア」に変える企画術」を読んで

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いぐあなです。

「ひらパー」には頑張ってほしい。

 

 

「ひらパー」復活アイデアの生みの親

タイトルに惹かれて何気なく手に取ったこちらの本▼

いやー面白かった!!!自分の身近な「ひらかたパーク」に思いが溢れたよね(笑)

 

岡田准一×ひらパー兄さん

関西在住のいぐあなにとって遊園地といえば「ひらかたパーク」。

現在は目玉になるような企画やイベントが目白押しで大人気。イルミネーション時期なんてめちゃくちゃ見ごたえありますよね。大好きです。

そんな「ひらかたパーク」ですが、昔はぶっちゃけパッとしない遊園地でした(笑)大好きよ♡

メインキャラクターのピピン君なんて今以上にリアル調で、子どもながらに「こわい…」となった記憶があります。昔の「ひらかた公園前」駅にはピピン君のリアルなオブジェがあって、夜京阪電車に乗ったら「わくわく」どころか「ホラー」感すごかったです。なくなっちゃったけど^^^^^

「ひらパー兄さん」に岡田准一くん(当時V6)が就任した際は爆発的な大盛り上がりでした。いぐあなも行きました(!?

関西在住の家族や友人はもちろん、新聞もTVも「あの岡田くんが!!!」と大いに沸いていました。むちゃくちゃ覚えてます。

 

アイデアを仕掛けた人

…で、前置きが長くなりましたが

その「岡田准一くんをひらパー兄さんに就任」させるアイデアを仕掛けたのが本書の著者です。▼やっと本の感想です

「初代ひらパー兄さん」のブラックマヨネーズの小杉竜一さん時代も「ひらパーおもしろいことしてるよね」と非常に話題になりました。

しかし結果は「話題になっても来園者数は増えない」という失敗に終わります。

そこで著者は「話題になる」だけでなく「結果が出る」企画を意識するようになります。さらに求める「結果」から逆算すること、「結果が出る/出ない」を左右するものは一体何かを追求し始めます。

認知率100%の「ひらかたパーク」。面白い広告で「ひらパーおもしろいことしてるよね」とはなっても、大多数の人は無意識に「でも行かない場所」とカテゴライズしていました。

 

ではその大多数を「ひらかたパークに行きたい」と行動してもらうためには?

自分の地元を愛してくれる人を、人は好きになる。さらに、その人がメジャーであればあるほど嬉しさが増し、地元愛が強まり、かつその人やその場所を応援したくなる(応援しに足を運ぶ)」という行動心理です。

 河西智彦「逆境を「アイデア」に変える企画術」より

まさにー!!!!と興奮しました。

「枚方市出身の!!あの岡田准一くんが!!ひらパー兄さんに!!!」と当時大興奮していた学生いぐあなはまんまと掌の上で転がされておりました(笑)。

超ひらパー兄さん 園長資料室 | ひらかたパーク

 

収益を上げるために

ひらかたパーク経営のために「収益面」は無視できません。むしろここが一番の目的です。

「ひらかたパークに来園してもらう」だけで収益は十分か?

経営や収益面を考慮すると「収益の柱は複数ある」ことが理想的です。

そこで著者は来園してからの「食べ物やお土産」に着目し、「来園者が買いたくなる」食べ物やお土産のアイデアにたどり着きます。

ここで面白いのは、買いたくなるお土産があれば、それらを目当てに来園するお客もい増えるという点です。

むちゃくちゃおもしろくありませんか?

欲しいコンサート限定グッズがあれば、チケットがなくても買いに行った経験があるいぐあなは自分がむちゃくちゃ該当者で笑っちゃいました(笑)ただ嫌な印象はないんですよね。そんな「正の収益化サイクル」がただただ純粋におもしろいんです。

2024年12月現在、ひらパーの企画は「推し活ひらパー」でした(笑)▼

#推し活ひらパー 推しカラーで溢れる遊園地 | ひらかたパーク

わかるよ(笑)推しの担当カラーで写真撮影するんでしょ(笑)オタクめちゃくちゃ好きです(笑)

 

第三者の意見で人は動く

第三者のポジティブな情報に接すると人は行動にうつしたくなる生き物です。企業自身が出すPRではなく、身近な友人やSNSでの意見に触れると「いいなあ」と感情が動きやすい。

ああ…こちらも経験済みです…(笑)初めからずっと自分の心の中を読まれていて笑いが止まりません(笑)

 

勝負のひらパー兄さん就任2年目

様々な思惑通りに来園者数の増加、経営黒字を達成した「ひらかたパーク」。

流行サイクルの短い現代では、就任2年目が勝負の年と考えた著者。新たな年間キャンペーンを立ち上げます。

「岡田さんがひらパー兄さんと園長を兼任。そして過去10年間で2回しか達成できていない年間来園者数100万人達成に、自らの進退をかける」

 河西智彦「逆境を「アイデア」に変える企画術」より

「きゃー!!!!」ってなりましたよね。いやほんとまた掌の上で転がされるんですけども。人は感情が動くと行動にうつしやすいです。まさにね。

著者のすごいところは、発表日と内容を掛け合わす所まで計算している点です。この発表は「エイプリルフール」に発表されました。つまり「え?本当に?」というSNSでの発信がさらにPRになるのです。

そこまで計算されているのか…!!!!!

 

発想の転換

さらに「ひらかたパークに行きたい」と思わせるために、「世界初のアトラクションをつくる」というアイデアが生まれます。

ただ世界初のアトラクションは確実に集客につながりますが、「アトラクション製作の予算はない」という課題がありました。

①他のアイデアを発想しなおす

②アトラクション予算の捻出をお願いする

あなたなら、どうしますか?僕が選んだ選択肢は

③お金がかからないアトラクションを考えればいい

 河西智彦「逆境を「アイデア」に変える企画術」より

「パンがなければケーキを食べればいい」ではないですが(全然違うと思うよ)、発想の転換ができるかは重要な要素です。

そこで生まれたのが

世界初の絶叫アトラクション
「目隠しライド」!

\いえーい!!!!!!!/

 

数字に弱い

上記の流れでひらパーの企画をどんどん進めてきた著者ですが、なんとここで留まりません。

実はもう1つ「ひらパーに行きたい」と思わせる企画を並行していたのです。

それは「年間来園者100万人」という数字です。

数字を出されると途端に「なんかすごそう」となった経験ありませんか?日本人は数字で出される権威に弱いそうです(笑)しかも意外性があると人が動くきっかけになります。

 

はい。

ここまで楽しすぎて一気に読みましたし感想を書きました。

実は「ひらパー復活」については本書の第1章だけなのですが、面白すぎて長文になりました。第2章以降もめちゃくちゃおもしろかったです。が息切れしてきたので割愛します(笑)

 

気になる方は是非どうぞ▼ 

本の感想記事はこちら▼

igu3.com

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