佐藤舞(サトマイ)「あっという間に人は死ぬから」を読んで

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いぐあなです。

時間を上手く使うのって難しい…。

 

 

なぜ大人になると時間の流れが早くなる?

今回はオススメされたこちらの本を読みました▼

題名からグサッとえぐられます。

著者はSNSで人気のデータ分析・活用コンサルタント 佐藤舞(サトマイ)さん。

 

先人に学ぶ「時間とは」を謎解く

本書では「時間」がテーマ。

時間の僕(しもべ)になるのではなく、主(あるじ)になる。

 佐藤舞「あっという間に人は死ぬから」より

「時間がない」というのは昔からある普遍のテーマである。

昔からある人間の課題であるにも関わらず、現代に至っても「時間がない」というワードは色んな所でよく耳にする。解決策が見つかっていないのか?恐ろしい話である。

本書は「有意義な時間の使い方」を現代人の課題とし、先人たちの言葉や研究から「時間とは」を導き出す構成になっている。

 

人生の浪費の正体

「時間」は自分でコントロールできるものだろうか?

「時間」のやっかいな所は貯めておくことができない点だ。今この瞬間も刻一刻と失われ続ける「時間」。

「時間」のコントロールは難しい。では自分の人生のコントロールはどうだろう?

そう、自分次第である。

自分の人生を自分でコントロールすることが「有意義な時間の使い方」であると本書は定義している。

人生の浪費は「自分が直視できないものを避ける」ためにとる行動から生まれる。

人間が直視できないものとは「人生の3つの理」①死 ②孤独 ③責任。これらを避けるために無意識に間違った時間の使い方を選んでしまう。

なぜ避けてしまうのか。それは単純で「傷つきたくないから」である。

「人生の3つの理」に向き合うことが人生のコントロールに繋がる。

 

自分なりの向き合い方

データや研究は1つの結論でしかない。そこに当てはまるものもあれば、当てはまらないものもある。

ただそれはデータや研究が信頼できない価値のないものということではない。

要は使い方である。他の条件が潜んでいないか、一般化できるのか、自分にあてはまるのかを自分で考えて使う必要がある。

この考え方は理系出身者として何度も大きく頷いた。「絶対」はないのだ。常に考えておかなければならない。

上手くいっている人、成功している人の特徴を何か1つ挙げるとするならば、「自分に合ったことをしている」ということです。

 

認知のゆがみ

認知、行動、感情、身体反応は、相互に影響し合う。そして受け取った情報を自分なりに変換して解釈したり評価をしている。

同じものを見ていても、一人一人違うフィルターを通して見ている。だから受け取り方が異なる。これは悪いことではなく人間特有の機能である。

「認知行動療法」というワードを昨今よく聞くが、本書は非常にわかりやすかった。

 

自分を知る

自分の価値観は何か。

自分が大切にしたいものは?自分がほしいものは?その上でどこに向かうのか。

ちゃんとわかっているだろうか。

自分の価値観を明確にし、価値観に沿った目標を設定をすることこそが有意義な時間の使い方につながると筆者は説く。

 

気づいているだろうか?ここ最近読んできた本は大体この結論に至っている。

つまり人生の真理なのかなと考える一方、これを体現するのが困難だからこそ人間の悩みはなくならないのだろうなとも考える今日この頃である。

「自分を知る」が結局一番難しい。

 

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